この度はBest　Of　TruckMasters　Award　を頂き本当にありがとうございました。まさかこんな栄誉のあるアワードを頂けるとは夢にも思っておりませんでしたので、カードを頂いた時は思わずホロッとしてしまいました（笑）

実はこのＣは２台目のＣになります。１台目は程度の良くない中古車両を購入してしまい、殆ど修理に追われる日々でした。２年ちょっとで売却し、何年か車無しの時間を経て現在のＣを新車で購入し、今に至ります。このＣに出会っておおよそ１８年位になりますが、基本は１台目のＣを所有していた時から思い描く理想の形を追い続け、少しづつコツコツとＴＲＵＣＫＳの協力の下、現在の形になりました。

足廻りの基本的なコンセプトは低い車高でも高速領域で『快適に』『走り』『旋回』『止まる』です。僕は幼少の頃から車高を低くした車がほんとうにすごく好きで、そのまま歳を重ねてきました。免許を取得し知人の車高の低い車に乗る機会があったのですが、適当な方法での車高短だった為にまともに走れませんでした。そんな経験がＣのコンセプトに反映されています。ショックアブソーバーは伸び側、縮み側の減衰力調整が可能なものを装着し、かなり走り込んでのセッティングを行っております。

このＣをご覧になられた方々は『綺麗』と褒めて戴いて大変恐縮するのですが、

特に特殊な事はやっていません。わざわざ雨天の時の走行は避け、年に１度か

２度、取り外せるパーツは取り外し、クリーニングを行っているだけです。あと仕方なく雨天走行した場合も同様にしています。

ですが、やはり経年劣化には悪戦苦闘しております（笑）

インテリアはこれも昔から思い描いていた理想を形にしていきました。オーディオは好きな音楽を綺麗な音で聴きながら走りたかったので、１度は自分で1から組み上げたのですが、更なる音の追求がしたくＡＶ　ＫＡＮＳＡＩにて全てやり直しました。シートも色々と候補があり、かなり迷った末ＲＥＣＡＲＯをチョイスし張り替えました。インテリアの方も年に１度シート等を外してクリーニングしています。

今後は『走り』の部分に不足部分があるので、そこをアップデートできればと考えております。

いつになったら完成するんでしょうね、僕にもわかりません。

最後に、このＣ-１５００は１年や２年でこの形になった訳ではありません。

少しづつ、ちょっとづつ、MAKE　＆　TRYの繰り返しで現在の形になりました。

今現在、ＴＲＵＣＫをカスタムされている方、カスタムを検討されている方、

各々目標にしているスタイルや車両があると思いますが決して焦らないで下さい。１つ１つのプランを慎重に考えて進めていって下さい。そうする事で無駄も減らせますし、１つ１つのプランや装着したアイテムを体感して楽しめます。

あと、みなさんは僕のＣをＳＨＯＷＣＡＲという位置付けで御覧になられているようですが、決してそうではありません。あくまでもＳＴＲＥＥＴがこのＣのステージです。ＳＨＯＷＯＮＬＹに特化したスタイルも非常にすばらしい事だと思いますが、僕にはできませんし、やはり晴れたハイウェイをぶっとばしたいです（笑）

ＣＵＳＴＯＭというアメリカの文化に触れる喜びを知ることができたこと、

Ｃ−１５００という最高の車に出会えたこと、自分の思い描く形にスパイスを利かせて実現して下さるＴＲＵＣＫＳに心より深く感謝しています。

もし、このＣ-１５００に興味を持って頂けたのでしたら、ＴｒｕｃｋＴｒｅｎｄｓ誌　Vol.30、37　を御覧頂ければ嬉しく思います。

ありがとうございました。

中川　典